本文と写真は関係ありません。でも、こんな眼で見られたら何でも話さざるを得ない気がしまして(汗)、先日実施したSearch Inside Yourself公開講座の、変化レポートを包み隠さずお伝えすることにします。
下記の表の一番左の列、「カテゴリー」は、エモーショナル・インテリジェンス(EI、感情知性)の各項目および、マインドフルネス度合いと相関があると言われている、ウェルビーイングと注意力です。
「受講前」とは講座を受ける前、「受講後」とは講座と、『28日間チャレンジ』と呼ばれる個人と小グループでの実践課題終了後の結果です。
一番右の「肯定的な変化」の色をご覧ください。青色は肯定的な変化を表しています。濃い青色は10%以上の変化があったもの、ピンクまたは赤色は残念ながら受講後の方が状態が悪くなったものを指しています。
全体としては、平均15%の変化が! 講師一同、ほっと胸をなでおろしております。これで枕を高くして寝られる w
では、肯定的な変化があったトップ5質問、いってみよ!
人の話を聞いているとき、他のことを考えていることがよくある。 35%減りました
脳はマルチタスクができないといいます。つまり、他のことを考えている時間は、相手の話を聞いていないということになりますね。。。マインドフルな状態だと、相手の話に、しかも「評価判断をしない」姿勢で聴けることが多くなります。実際、他のことを考えているときって相手にバレバレですよね。それを自分でも気づけるということです。
傾聴「スキル」を学ぶ前に、まずマインドフルネスを。
そして同率2位タイはこの7問! いずれも29%良好な状態になったと回答がありました。
ストレスの高い状況の最中で、自分を落ち着けるための方法を意図的に行える。
あのですね、このコロナ禍の時代にストレスがない方ってどのくらいいるのでしょうか。私も来年仕事があるかどうかもわかりません。年老いた母の健康も心配です。それに息子がこの時代に就職できるかどうかだって、不安に思い始めたらキリがなさそうです。そんな中でストレスに飲み込まれないで自分の心の安定を保っていることは、リーダーシップの基盤になることは間違いないでしょう。ストレスの高い状況で右往左往するリーダー(その弱さを見せるのも魅力的ですが)に、フォロワーは翻弄されてしまいます。
感情的に大変な状況の後でも、早く立ち直ることができると思う。
レジリエンスですね。この質問「立ち直ることができると思う」はなかなかよい質問だと思います。今後大変な状況があっても、自分は立ち直れる、つまり自己効力感ですね。自分を信頼せずにリーダーシップをとれることがあろうか。
誰かと仕事をするとき、その人に特有な仕事のスタイルの好みを配慮する。
マインドフルネスは寛容力を向上します。自分が自分らしさを周囲に大切にしてもらいたいように、相手にも大切にしたい自分らしさがある、って受け入れやすくなるようです。一見カチンとすることも、相手には相手なりの「良い意図があるんだな」と思えるようになります。
他の人の心身の健康に、私は積極的に貢献していると思う
この数字が向上したのは嬉しいですね。心身の健康=ウェルビーイングです。しあわせリーダーは伝染します。
携帯やメールを特に理由もないのに習慣的にチェックしている。
個人的にはいまだ課題ですが、参加者のみなさんには肯定的変化があったとのこと。安心しました。
仕事の始まりから終わりまで、意識を集中し続けることは容易だ。
心と頭がすっきりし、フローに入りやすくなることは個人的な経験から確かです。研ぎ澄まされた感じで視点の違うアイディアが浮かび、仕事が驚くほど進みます。
気が散って、何が重要で何が不必要かを区別し難くなっていると感じる。
こちらはYesと答えた人が29%減りました。直前の質問と似ていますが、何が日々の重要かを見極められることは、人生で大切なことを大切にできることにつながります。
さて、この結果をみて、気になる項目はありましたか?
ちなみに、プログラムの満足度評価は、おかげさまで今回も100%!(「大変満足」と「満足」と答えた方の割合)。私たち講師ももちろん誠心誠意やらせていただきましたが、受講を決めた方々も誠実にご自身に向き合い実践を続けた結果だと思います。
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では、本日もしあわせを感じられる1日になりますよう。
(かおり)